第42期棋王戦五番勝負 第4局

渡辺棋王がカド番をしのぎ、タイスコアに戻すことに成功。

渡辺棋王永世棋王がかかった最終第5局は3月27日(月)に東京・将棋会館で指される。

■渡辺棋王の談話

――今日は非常に内容がよかったのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

渡辺 先手番らしい将棋にはなったと思いましたが、攻めがつながるかどうかはよく分からなかったです。

――ポイントになった局面はどこでしょうか。

渡辺 戦いが始まってからは変化が少ない将棋だったので……。うーん、▲3五歩(73手目)を突いたときに△同歩だったら、攻めがつながっているかどうかちょっとよく分からなかったんですけどね。

――勝ちを意識されたのは。

▲4六飛(83手目)がぴったりの手になったので、そこは「いいかな」とは思いました。

――これで2勝2敗のタイになりました。第5局の意気込みをお願いします。

渡辺 来週(3月27日)またすぐあるので。最後なので、悔いがないようにしたいと思います。

――永世棋王棋王位5連覇)がかかる大きな一戦ですが。

渡辺 1局しかチャンスがないので、やはり悔いが残らないようにというか、それに尽きると思います。

■千田六段の談話

――本局はどこかで誤算があったのでしょうか。

千田 そうですね。▲2六角(67手目)〜▲3七桂辺りで、ちょっと悲観していましたね。あそこでもうちょっと頑張る手順を見つけなければいけなかったですね。

――控室では△4五歩(44手目)からの仕掛けがどうだったのかという話も出ていました。

千田 ああ―、まあ、小競り合いという印象ですけれども。△4五歩というのは。

――全般的に千田六段の力が発揮できなかったのかなというように感じたのですが。

千田 うーん、「力が発揮できない」というと変な話になりますので。実力なので、ええ。

――5二金を6二に寄った辺りはどうだったのでしょうか。

千田 代わる手が複数あって……。本譜はバランスを重視した指し方だったのですが、ちょっと一貫性がなかったですね。

――これで五番勝負は2勝2敗になって、最後にあと1局ということになりました。

千田 対局までの時間があまりないので、それに向けて調整するのみです。

開始日時:2017/03/20 09:00

終了日時:2017/03/20 17:45

表題:棋王

棋戦:第42期棋王戦五番勝負 第4局

戦型:矢倉

持ち時間:各4時間

消費時間:97▲171△239

場所:栃木・宇都宮グランドホテル

備考:昼休前41手目20分\n

先手:渡辺明棋王

後手:千田翔太六段

▲7六歩 △8四歩 ▲6八銀 △3四歩 ▲7七銀 △6二銀

▲2六歩 △4二銀 ▲2五歩 △3三銀 ▲5六歩 △5四歩

▲5八金右 △5二金右 ▲6六歩 △7四歩 ▲6七金 △3一角

▲7九角 △3二金 ▲4八銀 △6四角 ▲4六角 △4一玉

▲6八玉 △3一玉 ▲3六歩 △7三桂 ▲7八玉 △4四歩

▲3七銀 △5三銀 ▲9六歩 △9四歩 ▲8八玉 △6二金

▲7八金 △8一飛 ▲6八角 △4二銀右 ▲4六歩 △4三銀

▲2六銀 △4五歩 ▲3七銀 △4六歩 ▲4八飛 △8五桂

▲8六銀 △4四銀直 ▲6五歩 △8二角 ▲4六角 △5五歩

▲4五歩 △同 銀 ▲5五角 △同 角 ▲同 歩 △4六歩

▲同 銀 △同 銀 ▲同 飛 △2八角 ▲3七角 △3九角成

▲2六角 △4四歩 ▲3七桂 △2八馬 ▲4五歩 △2七馬

▲3五歩 △2六馬 ▲同 飛 △4八角 ▲3四歩 △同 銀

▲3八歩 △5七歩 ▲4四歩 △5八歩成 ▲4六飛 △5二金

▲5四角 △4二金右 ▲4三銀 △6九銀 ▲7九金 △5一飛

▲4二銀成 △同 金 ▲4三歩成 △同 銀 ▲同角成 △同 金

▲同飛成

まで97手で先手の勝ち

■渡辺2冠が2勝2敗に=将棋・棋王

(時事通信社 - 03月20日 19:01)