『レゴバットマン ザ・ムービー』

『レゴバットマン ザ・ムービー』

 ブロック玩具「LEGO」を使った映画の第2弾。

前回の映画が予想を上回る出来だったので、ひそかに期待していたのだが…。

 基本的にはパロディ映画だが、レゴ・ブロックで表現していることでキツイ突っ込みもワンクッションおいている。

タイトルにあるように60年代のTVシリーズからノーラン・シリーズまで「バットマン」のウンチクがあると楽しみが倍増する。

さらに「バットマン」の枠を超えたいろんなキャラクターの登場には映画ファンは歓喜するのではないか。

 この映画の主人公「バットマン」は実に自己中で俺様の面倒くさいヤツ。

それでいて孤高の人を貫くわけじゃなく、究極の“かまってちゃん”だから始末に負えない。

それは劇中のバットマンが好んで見る映画にも表れている。

どれもこれもコミュニケーションにまつわるハートウォーミングなものばかりだからなのだ。

 繋がりたいのに繋がれない…、バットマンの行動を笑い飛ばしながらもどこかで自分と重ねてみる人も多いのではないか。

自分もどこかでリア充の映画やドラマを見て小バカにしているが、その実ぬくもりを欲していることも否定はできない。(苦笑)

(だからと言ってもバットマンのようにもなれないのだが)

 そういう意味でも人間の真理をついているのだろう。

…が、鑑賞中はそれなりに楽しめるとはいうものの、前回にあったような「ひとひねり」の欠如が浅い印象を残す。

 テンポがスピーディーなので、レゴ・ブロックの組み換えが瞬時にできるくらい頭の回転の速さは必要かも。