水曜クビクビ日記437:ちょっと今から美女と野獣と光をくれた人た人

今日は午後から立川へ。シネマシティ3連発。一本1000円だからお得!

まずはこちら

美女と野獣」ね!

お話は皆さんご存知の通り。真実の愛を見つけるまで野獣として生きる呪いをかけられた王子が、美しい娘ベルと出会うという、あのアニメの実写リブート。

正直観る気は無かったんだが、週末合コンでね。「映画好きなら、美女と野獣観ました?」と話題振られたら困るんで、とりあえずね(笑)

さて感想…

以下ネタバレあり。

結論言うと、なかなか良かったですよ〜

単体のミュージカル映画として見れば、曲は素敵だしエマ・ワトソンは可愛いしで文句は無し。他人と違うことは欠点ではなく個性である、というメッセージ性も強く、好感が持てました。アニメだとマンガ的ドタバタになるところも、比較的(パイレーツ・オブ・カリビアン程度には)実写らしいリアリズムがあったし、アニメ版よりは対象年齢を上げてきた感じは強いです。実写としての強みは、使用人たちが人間に戻るところのカタルシスが大きいところかな。アニメを子供時代に観た世代がちょうど大人になったタイミングで製作、というのも戦略勝ちかなと。

それにしても、ディズニーのポリティカルコレクトぶりがどんどんエスカレートしているのが気になるところ。ベルも野獣も被差別キャラだし、使用人の2組…燭台と埃とり、洋服箪笥とマエストロ…が白人&黒人のカップルって、世の中に目配せし過ぎな感じもします。「アナ雪」が実写化されるころには同性愛カップルが出てくるかも知れませんね。

2本目は「光をくれた人」。

第一次大戦後、戦地でトラウマを抱え抜け殻となった男トムは、孤独を求めて孤島ヤヌス灯台守の職に応募した。しかし就任直前に出会ったイザベルと恋に落ち、夫婦としてヤヌス島で生活することに。2人は幸せな家庭を築こうと子作りに励むが、イザベルは二連続で流産し、そのショックから精神的に参ってしまう。そんな時、ヤヌスの海辺に一艘のボートが漂着する。中には男の死体と、女の赤ん坊が載っていた。2度目の流産を誰にも報告していなかったイザベルとトムは、この赤ん坊を2人の実子と偽り、育てることに決める…

という、「八日目の蝉」や「真夜中のゆりかご」、「最愛の子」的な赤ちゃん盗み出し映画です。

シアンフランスの新作で、「プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ」同様キャラたちの背中姿を多く撮っていたのが印象に残ります。あと、アリシア・ヴィキャンダーの熱演ね。まさに一見の価値はアリシア。周囲100マイルになにもないというヤヌス島の風景も見事でした。しかし胸の刺さる感じはプレイス…やブルーバレンタインのほうが上かな。

最後は「ちょっと今から仕事やめてくる」。

ブラック企業で働き心身ともにボロボロになった主人公が、不思議な青年ヤマモトと出会い、人生の意味を見出していくドラマ。

…うーん、何か薄っぺらい。演出も単調だし、リアリティがない。オフィスの同僚たちが書き割り同然の存在だし、オチも凡庸で、主役二人のイチャイチャがどうにも気持ち悪い。成島監督って、こんなにダメな監督だったかな?

黒木華についても、「私、枕営業でノルマ稼いでます」オーラがバンバン出てるのに、結局、そういうダーティ描写は無し。吉田鋼太郎のオーバーアクトも疲れたし、欠点の多い作品でした。

以上!