そこまで思われていたのか

なぜか、とても疲れが残っているなか、いつものように生活が始まった日であった。

今日の昼から、新しい掃除の仕事が始まった。

新しい仕事場に行きはじめは、とても緊張する。

どんな人がいて、仕事が厳しすぎるところでは、いろいろと不安を感じてしまうのであった。

現場に行く前に支店の事務所で、書類を書いたりと事務的な手続き。

それが終われば、少し仕事の研修が行われた。

しかし、仕事を始める前にこんなに説明をするのは初めてである。

普通は、とりあえず現場に行き、書いてもらう書類も、後日渡して書いて持ってきてである。

でも、この会社はそうではなく、始める前にしっかりと形を作っているというのが珍しい。

でも、こうゆう形でやられると、どこかちょんとした会社という印象ができてしまう。

安心して働けるかなと感じた。

その後、掃除の現場に行く。

ビルは大きく、面倒かなという印象を持った。

それに、こうゆうビルは清掃用、宅配用のエレベーターが一つしかない上に、長く待たされることがあるので、本音を申せば働きたくない。

ただ、建物の外の清掃がメインのようなのでエレベーター待ちの苛立ちはそれほど感じられなさそうである。

でも、外だから、気温天候という面では大変である。

しかし、チラシ配布の仕事も同じだし、時間が短いのを考えると、建物の外の掃除の方がまだいいかもしれない。

実質の仕事は明日からがんばっていこう。

掃除の仕事は、今日に関しては話だけ。

時間もちょっとだけ早く終わり、帰れた。

時間があったので、近かったこともあり、オイラが出入り禁止になったチラシ配布の現場に顔を出す。

その現場に入った時にリーダーをされていた方がいたので、辞めるのを伝える。

すると、残念そうな顔をし、

「時間がたてばマイトをまたこの現場に入れようと思っていたのに 」

と言われる。

嘘でも嬉しい言葉で、オイラって期待されていたんだな、とありがたく思った。

でも、後の祭りだし、それにオイラ自身チラシ配布の仕事への意欲はだいぶん冷めていた。

その後、この現場の配布仲間にも挨拶。

みんな、オイラが辞めることを意外に思っていた。

そう思われていたことが、オイラにしてみれば意外だった。

夜は疲れた体を引きずり、月蝕歌劇団を観に行く。

しかし、これは後日。